これは、いつ書いたんだろう・・・2012年くらいかなあ・・・

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哲学は奥が深い。
単に、何かがわかる、ではない。
だが、何もわからない、でもない。
だが、何かがわかったかどうかさえもわからない、でもない。
だが、何かがわかったのは確かだが、何がわかったのかがわからない、でもない。
そこには、言い表しがたい、混乱した状況がある。
その混乱を言葉で解きほぐしたいのだが、その行為自体が、まさに解きほぐそうとするもの自体だというところに哲学の奥深さがある。

僕にとって、哲学とは、空虚という底なし沼で溺れないように、なんとか足掻いているようなものだ。
確かなものであれば藁でも掴みたいが、僕のまわりには空虚しかない。
そんな絶望的な状況で、足掻きだけが、僕を辛うじて空虚から救ってくれている。

いや、空虚ならまだいい、空虚だけは確かにあるのだから。
僕は、底なし沼の底に、空虚ですらない何かを感じる。
僕は、悲観的なのだろうか。それとも楽観的にすぎるのだろうか。