2014年9月21日作

PDF:私の独我論

・・・

0-1言い訳

私には時間がない。といっても不治の病にかかっている訳ではない。仕事もあるので、あまり自由になる時間がなく、哲学にかける時間が足りない。時間がないから、こんなに手を抜いた文章を公開することになってしまった。

どのように手を抜いたのかというと、文章を書くうえでの基本的なルールを守らなかった。この文章のなかでは他の哲学者の成果として、主に永井均の本と入不二基義の本を活用させてもらったが、文章上で他者の成果を活用する際の基本的なルールを守らなかった。

つまり、それらの本に何が書いてあったかは解説していない。また、読み返して正確な表現を期してもいない。二人の話を引き合いに出すのに、正確な引用もしていない。

だから、私の勝手な思い込みを彼らの話としてしまっているかもしれない。または逆に、どこかで読んだ話を自分で思いついたことと勘違いしているかもしれない。用語も間違えているかもしれない。そもそも私が思いついた話と永井と入不二がしていた話を厳密に分けてもいない。そんなふうに手を抜いている。

当然、これでいい訳ではないが、正確を期していたら、この文章をいつ公開できるかわからない。そのまま、お蔵入りし、ここで私が考えたことは忘れ去られてしまうかもしれない。私には、それが耐えられない。私は、この文章には、何か新しい大事なことが含まれていると信じている。私は、その大事なことを形に残すため、手を抜いてでも公開することにした。(といっても、誰にでも大事なのではなく、私にとって大事だということなのだけれど。)

この手抜きは、この文章が私自身か私によく似た人に残すメモのようなものだということで御容赦いただきたい