僕は不動産に興味がある。
(とは言っても、不動産投資はしてませんよ。建物を見るのが好きだったり、物件いいなあ、とチラシを見るのが好きなだけです。)

もっと手先が器用だったら建築士になりたかったのかもしれないし、もっと人付き合いが上手だったら不動産屋になりたかったのかもしれない。
人の動きなども考慮して、ある空間をプロデュースするのは楽しそうだし、不動産活用という決められた土俵のなかで、より魅力を高めるよう、工夫するのも楽しそうだ。
僕は、不動産という「物」を介在して、人間を垣間見るようなかたちでの人との関わり方が向いているのかもしれない。

僕は、不動産を通じて、人と接したい。と言うとなんだか変わっているみたいだけど、
多分、こういうことは多くの人が思うのではないだろうか。老後にカフェやペンションを経営したくなるようなものだ。
カフェでもペンションでもいいけれど、不動産、つまり自分自身の拠点を確保することで、うまく世間と関わることができる。
カフェのマスター、ペンションのオーナーという肩書を持ち、現にその空間にいることで、よりうまく人と関わることができる。
そういう発想だ。

だから、僕にとって、不動産とは、洋服のようなものなのかもしれない。
かっこいいブランド物の服と同じように、素敵な物件を身にまとうことで、自分の魅力をアップしてくれる。
不動産とはそういうものなのだ。

更にいいことに不動産は投資にもなる。それはそれで大事だけど、あくまでも副次的な効用だ。もともとの目的を忘れてはいけないなあ。